青く光るライトボディーの瞑想~月の夜に~

青く、透明で白い光がからだに入ってくる。 ああ、これはなんだ。 青い涼しいきらびやかな感覚だ。 新鮮な森の湧水が、細胞という細胞にいきわたっていくような。 なんだこれは。 細胞のひとつひとつが青く発光している。 これはなんだ。太古の記憶が細胞に生きているのだ。 地球ができた最初のころ。 海ができたころ、生命は生まれた。 そのころから、細胞は生きている。 力強く、鼓動を繰り返している。 生命のおどりだ。 生命の歓声だ。 テレパシーだ。 ピラミッドだ。 もうそこからはじまっている。 でもほんとはもっとまえからある。 地球以前にもっと前からある。 太陽ができる前からある。銀河ができるまえにある。 今の宇宙ができるまえからほんとは、息づいていた。 呼吸をしていた。 眠っていた。 まだ赤ちゃんだった。 宇宙の羊水の中、 僕たちはみんなで呼吸していた。 一斉に生まれる準備をしていた。 さあ、その時がきた。宇宙ができた。 銀河ができた。 地球ができた。 海ができた。 天国もできた。 さあ、飛び込もう。 われわれの星へ飛びこもう。 みんなでいこう。 みんなでいくんだ。 さあ、うまれよう。 そんなふうに生命は生まれた。 青い細胞が、その時の記憶を有している。 いまだもって忘れていないのだ。 我々は、細胞同士で繋がっている。 忘れてはいないのだ。 ほんとうは。 青い記憶で繋がっている。 僕たちは青い記憶でつながっている。 月の光が海面を揺らしている。 そんな夜に、私は光の粒子になって 夜空を飛び立つ。 あるものは、雲に。 あるものはヒトデに。 あるものは水蒸気に。 あるものはワカメに。 あるものは、あるものは。 青い電磁気の光は しずかに、心を溶かします。 溶かして、地球のあらゆるものに変化して また帰ってきます。 自分のボディーに還ってきます。 いろいろ経験して還ってきます。 そうしたら、また新しいわたしになっています。 蘇生した、新しい生命として息をします。 青白い、生命のはじまりだ。 それは太古から繰り返す輪廻。 転生した生命は、また新しい景色をみて それを記憶という細胞に染み込ませ、 次の命にバトンを渡すのです。 それが生命の連鎖です。 奇跡の連続が自分なのです。 星が存在するのも、その奇跡があるからです。 おんなじです。 連続した瞬間、それが自分なのです。

鈴木トモノリ

ツイッターやってます。

@ekutomo